フリーランスでできるデザイン系の職種に、DTPデザインや、ホームページ上のバナー作りなどがある。バナーとは、ホームページなどで上部にある小さな四角で囲まれた広告部分のことで、そこをクリックすると、その企業なりの情報ページとリンクするようになっている。検索エンジン上でよく見かけるが、広告なので、ついクリックしてみたくなるように、派手で目立って興味をそそるように作らなければならないのを考えると、小さいながらも難しい仕事だと言える。

DTPのフリーランスワーカーというと、パソコンに関する基本的な知識やデザインセンスが要求されるので、一朝一夕でなれるものではなく、会社員時代に勉強したり、実際に作業を経験してきた人がほとんどである。

フリーランスで仕事をもらうためには、例えばデザイン会社に勤めている友人や、パソコンを使って在宅の仕事をしている知人など、少しでも仕事につながりそうな人には、今までの作品を見せながらアピールするなど、自分から進んで営業する努力も必要である。

また、デザイン関連の仕事は、イメージが尊重されるだけに、どんなことを伝えたいのか、商品の背景はどうなっているのか、ターゲットは誰なのかなど、クライアントと意志の疎通を図ることが大切である。

そしてデザインの仕事は流行に敏感でなくてはならない。ギャラリー巡りに出かけたり、自分以外の作品を見たりと、現状に満足せず、常に前向きな姿勢が大事である。
このように、情報収集力と地道な努力こそが、フリーランスとして安定した仕事を獲得するコツだと言えるだろう。